IT職に特化したスキルと職務経歴の棚卸し方法

IT業界でのキャリアを進めるためには、定期的に自身のスキルと経歴を棚卸しすることが重要です!

これにより、現在の市場価値を正確に把握&今後のキャリアプランを戦略的に立てることができます。

この記事では、IT職に特化したスキルと職務経歴の棚卸し方法をご紹介します。

現在のスキルセットの評価

まずは、自身が持っている技術スキルをリストアップします。

これには

  • プログラミング言語
  • フレームワーク
  • データベース管理
  • ネットワーク設計
  • クラウドサービス

などが含まれます。これは現在の職業によって分類する項目が変わってくるので、自身の経験を振り返り&洗い出してみましょう!

また、それぞれのスキルレベルを

  • 初級
  • 中級
  • 上級

といったカテゴリー(レベル感)で評価し、現在の専門性を把握します。カテゴリー(レベル感)の評価方法は人や企業によってもことなるため、自分なりに「○○ができたら初級、○○ができたら中級、○○までできたら上級」といった具合に評価軸を作成してみると、自身の関わる技術要素・スキルへの理解も深まります。

また、履歴書や職務経歴書では何年の経験があるか?も良く記載する機会があります。「Javaを4年」などのように各スキルの経験年数もすらすら答えられるようにしておきましょう。

職務経歴の整理

これまでに携わったプロジェクトや役割を振り返り、それぞれの経験がどのように自身のスキルや専門知識に貢献してきたかを分析します。

プロジェクトの規模、使用した技術、達成した成果などを具体的に記録します。

特に、プロジェクトの規模に関しては人月と人数を明確な数値で回答できるようにしておきましょう。例えば、アラサンの場合は「金額規模5,000万、人数は20人規模のプロジェクトをリードした経験があります」といった内容になります。

キャリアゴールの確認

長期的なキャリア目標を再評価し、現在のスキルセットがそれにどのように寄与しているかを考えます。

例えば、マネジメントに進みたい場合は、リーダーシップやプロジェクト管理の経験が重要になります。

スキルギャップの特定

現在のスキルセットと職務経験を、目標とするポジションや役割の要件と比較します。

必要なスキルや経験が不足している場合は、そのギャップを埋めるための学習計画を立てます。

学習計画の作成

新しい技術を学ぶ、資格を取得する、あるいは特定のプロジェクトに参加するなど、スキルアップのための具体的な計画を立てます。

オンラインコース、ワークショップ、セミナーなどを活用し、必要な知識や技術を身につけます。

情報収集にはインターネット検索だけでなく、SNSでの検索を活用したり、生成AI(ChatGPTなど)を利用してみましょう。

ネットワーキングとフィードバック

業界のイベントやセミナーに参加し、同業のプロフェッショナルとネットワーキングを行います。

また、信頼できる同僚や上司からフィードバックを求めることも重要です。特に、自分の上司(評価者にあたる人)というのは自分のことを「評価をあげるポイント・下げるポイント」という観点で観察しているため、有力な情報を引き出しやすいです。

普段のコミュニケーション段階から、上司からのフィードバックは得られやすいように会話しておきましょう。1on1や雑談の中で上司の良い点や見習うべき点を言語化して伝えていると、上司から見た自分の長所もやウリとなる経歴を言語化してくれたりします。

定期的なレビュー

少なくとも年に一度は、このプロセスを繰り返し行い、キャリアの進行状況を確認します。

アラサンの場合は3ヶ月に1度は棚卸しをして、職務経歴書に書き加えることがないか?を考えています。

まとめ

IT職におけるスキルと職務経歴の棚卸しは、キャリアの成長と成功に不可欠です。

自身の強みと弱みを理解し、市場の需要に応じてスキルセットを更新し続けることで、自分の価値観にフィットしたキャリアを歩んでいきましょう!

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