そもそも自己分析ってなんだ
自己分析とは何か?を端的にお伝えすると
- 自分の理想・願望を知る
- 自分の現在の状態を知る
- 上記2つのギャップを知る
ことです。
何かモヤモヤしたりストレスを感じている時というのは、このギャップが存在する状態です。このギャップをなぜ解消できないか?というと、ギャップを可視化できていないからです。
- ギャップを可視化する
- 要素分解して、ギャップ解消のための目標設定をする
- 設定した目標を達成するために行動する
という流れでギャップを解消していくことができます。
自己分析の重要性
自己分析するのってすごく面倒ですよね。時間がかかるし、「今すぐ、転職したいんだ!」という気持ちの時は遠回りのようにも感じられます。
ただ、後述する理由からこの自己分析は転職活動を始める前に終わらせておいたほうが良いです。
自分の強みを知れる
自分の強みを理解することで以下のような効果があります。
自分の弱みを知れる
自分の弱みを理解することで以下のような効果があります。
キャリアパス設計のインプットになる
自分の強みや弱みを理解することは、キャリア設計に不可欠な情報です。
強みにフィットした方向を目指せなければ、長年続けている仕事でも成果が出にくいでしょう。
強み・弱みを理解することで、無駄な時間やエネルギーの消費を防ぎつつキャリアを進められるようになります。
ピンチの時に適切な判断ができる
転職活動している間って、うまくいかない期間の方が長いです。10社以上の企業に応募して書類選考で落とされまくったり、面接に臨んでもほとんど1次面接で落とされる。こんなことってザラにあります。
そんな時に、自己分析を行なって自分の軸を持っていないと、「本当は行きたくなかった企業」や「あまり興味のない仕事内容の企業」に転職してしまい、転職後に後悔することがあります。
選考で落とされまくっている間に「辛いな…といあえず1社決めて、そこに入ろう」とか、もともと興味がない分野でも「せっかく内定もらったし、よくよく考えると興味がある内容な気がしてきた..」といった具合に、考えがブレてしまうんですよね。
そうならないためにも、自己分析には時間をとって自分としっかり向き合いましょう。
自己分析の4ステップ
具体的な自己分析の方法を押さえましょう。
なるべく紙のノートとペンを用意して、そこに書き込みながら進めることをおすすめます。
01
自分のこれまでの経歴を振り返る
これまでの仕事でやってきたことを時系列順に書き出します。使っていたPG言語や、プロジェクトの人数など具体的な情報も書きましょう。
このタイミングで一度、職務経歴書を作成してしまっても良いです。
02
強み・弱みの洗い出し
01で書き出した経歴を時系列順に眺め、特に記憶に残っている成功体験・失敗体験を洗い出しましょう。
各体験に対して、後述するSTARの法則を利用して細かく状況を書き出すと強み・弱みを言語化しやすいです。
また、友人・同僚・上司に強みや弱みを聞いてみることで、自分では気づかなかった客観的な特徴を知ることができます。
03
価値観の確認
自分が人生やキャリアにおいて重視したい価値観を考えます。
まずは価値観リスト40選の中から気になる価値観を3〜5つピックアップします。その中で、自分の経歴と照らし合わせて関連のあるエピソードを書き出しましょう。
例)価値観が「正義」の場合は「部下の不正を見逃すことはできなかった」というエピソード
また、これまでの人生を振り返るモチベーショングラフを使って、自分がどのような時に幸福を感じるか考えてみましょう。
04
やりたい・できる仕事を考える
03の結果からやりたい仕事を、02の結果からできる仕事を考えます。
IT職をあまり知らない場合や、どのようなスキルが必要かわからない場合は主なIT職と必要スキルを確認してから考えましょう。
やりたい・できる仕事を決められたら、以下のように中長期目標を立てましょう。
- 中期目標:3年〜5年後の姿
- 長期目標:5〜10年後の姿
自己分析に使えるツール
自己分析に使えるフレームワーク
自己分析の4ステップがうまく進まない場合は、フレームワークを頼りましょう。
以下は、自己分析でよく使われる手法です。詳細なやり方は、ここでは説明しないため各名称で検索&実践しましょう。
用途 | フレームワーク |
---|---|
強み・弱みの洗い出し | STARの法則 |
価値観の判断 | モチベーショングラフ |
「やりたい」「できる」仕事を考える | Will Can Must |
ヒントになる書籍
用途 | 書籍名 |
---|---|
やりたいことが見つけられない時 | 世界一優しい「やりたいこと」の見つけ方 |
スキルの棚卸しを楽に行えるサービス
自分1人で自己分析が難しい場合は転職エージェントを利用しよう
1人で自己分析が進まない…そんな人は転職エージェントをうまく活用しましょう。
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