IT職に特化したキャリア設計の方法

IT職でのキャリア設計を行うためには、一般的なキャリア設計に関する知識に加えてIT業界・IT職種に関する知識も必要です。

この記事では、それらの情報をもとにITキャリア設計する方法をお伝えします。

キャリア設計方法の概要

在の自分が、どんな職種に就くことができるのか?をチェックしましょう。

  • 自己分析で考えたやりたいこと(=Will)
  • 自分の現在のスキルで就ける職業(=Can)

それぞれを加味して、将来的なキャリアを考えます。

  • 短期的(1〜2年)
  • 中期的(3〜5年)
  • 長期的(5〜10年)

上記のような形で3段間の時間軸に分けてキャリアを計画してみましょう。

時間軸が長くなるほど、今の自分のスキルセットでは就くことのできないポジションが出てきます。その場合は、どのようなスキルを身につければ実現可能か?というスキルギャップも特定・可視化することでキャリア実現の計画を立てることができます。

キャリア設計の実践方法

Willを知るための自己分析

まずは自分がどこに立っているのか?を把握しましょう。どんな職種で働いていて、どんなスキルがあるのかを正確に把握します。それが出来て初めて、次のステップをイメージしたりリサーチしたり出来るようになります。

これには、自分の興味、強み、弱み、価値観を理解することが含まれます。

また、仕事で達成したいことや、働き方の好みなども考慮に入れておきましょう。

参考

Canを知るためのキャリアパスのパターン把握

現在の自分の状況に合わせて取りうるキャリアパスのパターンを把握しましょう。方法としては、以下の4パターンがあります。

  • 企業の採用ページから、現在の自分が就ける職種を探す
  • job tagなどのサイトから、一般的なキャリアパスを参考にする
  • 転職エージェントに現状を伝えて、候補となる職種を教えてもらう
  • スカウト媒体に登録して、スカウトを待つ

普通に生きているだけでは、自分の身の回りのキャリアパスしか把握することができません。上記の記事を参考にしたり、SNSなどから積極的に情報を収集しましょう。

また、Willを強く意識するあまり偏ったキャリアパスを考えてしまいがちです。例えば「絶対にコーディングする仕事を続けたい」といったこだわりを持っているとマネジメント系のキャリアを初めから選択肢から外してしまうことになります。あくまでWillとCanの双方からキャリアを考える方が、より現実的で長続きするキャリアを選べるようになると思います。

キャリアパスの書き出し

紙・デジタルといった媒体は問いませんが、実際に自分の考えたキャリアパスを短期・中期・長期で書き出してみましょう。

おすすめはGoogleSpreadSheetを活用することです。アラサンの場合は、こういった場合はPCでスプレッドシートを開いて書き出しています。

分類現在の職種・スキルスキルギャップなりたい職種・必要スキル
短期プログラマー
スキル:Javaのプログラミング
要件定義・設計能力システムエンジニア
必要スキル:Javaのプログラミング、要件定義・設計能力
中期社内SE
長期社内SEの管理職
例:短期キャリア設計の書き出し

こんな形で、直近短期のスキルギャップから洗い出してみましょう。これが終わったら中期・長期の部分も埋めていき、長期目標を達成するまでに必要なスキルを可視化することができます。

分類現在の職種・スキルスキルギャップなりたい職種・必要スキル
短期プログラマー
スキル:Javaのプログラミング
要件定義・設計能力システムエンジニア
必要スキル:Javaのプログラミング、要件定義・設計能力
中期システムエンジニア
スキル:Javaのプログラミング、要件定義・設計能力
システム企画、契約締結まわりの知識社内SE
必要スキル:システム企画、対ユーザー部門への要件折衝、契約締結まわりの知識
長期社内SEの管理職
例:中期キャリア設計の書き出し
分類現在の職種・スキルスキルギャップなりたい職種・必要スキル
短期プログラマー
スキル:Javaのプログラミング
要件定義・設計能力システムエンジニア
必要スキル:Javaのプログラミング、要件定義・設計能力
中期システムエンジニア
スキル:Javaのプログラミング、要件定義・設計能力
システム企画、契約締結まわりの知識社内SE
必要スキル:システム企画、対ユーザー部門への要件折衝、契約締結まわりの知識
長期社内SE
スキル:システム企画、対ユーザー部門への要件折衝、契約締結まわりの知識
部下のマネジメント・育成能力社内SEの管理職
必要スキル:部下のマネジメント・育成能力
例:長期キャリア設計の書き出し

フィードバックの活用

検討したキャリアパスを人にみてもらい、フィードバックをもらうことも重要です。

自分1人で考えると現実的な内容なのか?自分の現状を正しく反映できているか判断がつきづらいです。

  • 職場の上司と、長期的な目標について会話する機会があれば見てもらう
  • 転職エージェントに見てもらう
  • 面接の場で話してみて、面接官の反応をフィードバックとして活用する

などの方法があるので、ご自身の状況に合わせてフィードバックをもらう先を選択しましょう。

アラサンにLINEで見てもらうことも出来るため、そちらを活用してもOKです!

より多くの情報を集めてキャリア設計したい場合は転職エージェントを利用しよう!

転職エージェントを利用すれば、あなたの志向にあったキャリア情報を提供してくれます。

また、エンジニアとしてのキャリアを考えるのであればIT特化のレバテックキャリアがおすすめ。

レバテックキャリアはIT特化の転職エージェントです。特化型エージェントにも関わらず求人件数は7,000件以上と豊富で、その8割以上がハイクラス(年収600万円以上)求人。

現在IT職・エンジニアの人にはレバテックキャリアがおすすめです。

まとめ

キャリア設計においては自分のやりたいこと(=Will)と自分のできること・なれうる職業(=Can)をバランスよく取り入れて計画しましょう。

その前提で、キャリアパスは短期・中期・長期で段階的に書き出していきましょう。

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